制御不能

…だから人前で倒れるのはイヤなのよ。








電車に乗ってると例の“貧血の気配”が来た訳で。


また車内でブッ倒れるのは勘弁したい、という事で何とか電車からは降りてみたものの、階段手前で力尽きてしまった訳で。


案の定、人はわらわらとやってきて何だか取り囲まれた獲物の気分だし。
こーゆー時って「大丈夫です」って言っても誰も信じてくんないよね。
良くも悪くも。


で、駅員さんが登場した時点でもまだ動けなかったもんだから、車椅子で駅員室に運ばれたりして。
何とか救急車を呼ぼうとするのは阻止出来たから良かったけど。


枕とか毛布とか貰って10分くらい横になってたら元通りだし。
うん、長年の経験から分かってるのよ、ちょっと休めば直るって。
だからトイレとかでひっそり回復を待とうと思ったのに力尽きちゃうし。
おまけに偶々人がいたもんで、否が応にも事がデカくなっちゃって。
純粋な親切心なのは分かるしありがたいんですけどね。







はぁ、それにしてもこの頃は“昏倒タイミング”のコントロールが出来なくなってきたなぁ。
確かに貧血し始めた小中学生の頃はガッツリ人前で倒れてたけど、二十歳前後の頃からはひっそりと人目のつかないところで倒れられるようになってたのに。
まぁ、まだ会社で倒れてないのは不幸中の幸い中の不幸か。






むぅ。
どうやって制御機能、復活させよう。