御挨拶

お久しぶりです。
早いものでもう今年もひと月が過ぎ去ってしまいました。


元々は昨年のうちにご挨拶をと考えていたのですが、このひと月半ほど、思いの外ダメージが回復せずなかなか浮上できずにおりました。
申し訳ございません。


はい、PE’Zのラストライブから1ヶ月半も経ったのに未だ意気消沈したままなのです。
解散の発表がなされてからラストライブまで1年近く。
自分なりに心の整理をつけてきたつもりだったのですが全くもって不甲斐ないというか何というか。
まずチケ取る段階から凹みまくり、行けるかどうか分からないということでPE'Z友さんのお誘いを断って1人で申し込みました。
その後も事ある毎に浮き沈みを繰り返し、飛行機・ホテルは押さえつつもギリギリまで行くかどうか悩み、当日の会場入りも「行きたくない…でも行かないと…」と葛藤の末でした。


1人で参戦して周りが全く知らない人ばかりだったこともあってか、もう人目も憚らずわんわん泣き通しました。
終わってからも涙がずっと止まらなくて、改めて5人で演奏しているのが好きだったんだなと思い至って更に悲しくなって。


本当にね、ここまで好きになったバンドは彼らが最初で最後です。
ライブに1人で行ったり、日本各地へ遠征したり、思い溢れてファンレターしたためたりプレゼント贈ったり。
様々な“初めて”を彼らが体験させてくれました。
何より、人見知りで引きこもり属性の私が「PE'Zのファン」というつながりだけで、初めて会った多くの人と話をさせてもらって楽しい時間を頂いて。
まさに縁を結んでもらって、私の価値観や人生は大きく変わりました。
昔の友人から見たらホント今の私は想像できないと思います。
だって二十歳で一人暮らし始めるまで、1人では地元のバス・電車にも乗れないほどの外出恐怖症だったんですもの。


そんな楽しい時間を共に過ごしたPE'Z友さんに最後に会わねば、それがラストライブに行く勇気をくれた気持ちでした。
にも関わらず当日は心ここにあらずといった感じでみなさんを探せず、また奇跡的に会えた方にも十分な挨拶が出来なくてすみませんでした。
本来ならきちんと目を合わせて感謝の気持ちを伝えたかったのですが、上述のようなメンタルの体たらくで誠に申し訳なく思います。
みなさんには本当に感謝してもしきれないくらいお世話になりました。
普段は割と冷静にものを見れるタイプだと思っていましたが、PE'Zのこととなるととかく興奮してはっちゃけ過ぎたり秘めたる変態性が露わになる私を温かく見守ってくれたみなさんが大好きでした。
高校大学と工業系でほぼ男子高のような学生生活を10年間送ってきた私は、恥ずかしながら女性の友達が極端に少なくて。
と言いますか、ぶっちゃけ女性の集まりが苦手でした。
ショッピングやグルメに興味がなくてキャッキャウフフの空気に耐えられない性分で。
なのにライブの前後でみなさんといるときは全く苦痛などなく、本当にただただ楽しくて楽しくて。
それに普通に過ごしていたら接点などなさそうな色んな職種の方と触れ合って、凄く心のいい勉強になりました。
気持ちは溢れるばかりで上手く言葉にならないですが、PE'Z友のみなさんには心から感謝しています。
ありがとうございます。


これから、というかもう既にPE'Zの5人はそれぞれの道へ進んで行っている訳ですが、私が彼らにまた追いつくのは少し先になるかもしれません。
というのもラストライブで「5人であることの素晴らしさ」を再確認してしまったが為に、何というかバラバラで活動する彼らの今を見るのが切なくて。
と言っても各個の活動を否定してる訳ではありません。
むしろ頑張って欲しいし自分もそれに参加したいとは思っているのですが、私自身の気持ちがついていけてないだけなんです。
未だにTVなどでPE'Zの楽曲が使われてたりすると胸が苦しくて涙ぐんでしまう始末で…。
メンタル弱過ぎてすいません…。
そんな状態なので、現段階で予定されてる彼らのライブがいくつかありますが、今のところどこにも参戦するつもりはありません。
でも今後の気持ち次第で当日急にヒョイと行きたくなって…ということもあるかもしれませんので、もしどこかのライブ会場で見かけることがありましたら是非とも気軽に声をかけてもらえたら、と思います。
凄く嬉しくなってうざいくらい喜ぶと思います。
見た目老けこんでるかもしれませんが、中身は何も変わってないので。


願わくば出来るだけ早くみなさまにお会い出来ますように。
そんな想いも込めまして―――――今年も何卒宜しくお願致します。