続・総集編!〜参〜

第三部「愛しき友よ」(第26〜49回分)
元治元年(1864)〜慶応4年(1868):新撰組時代
■初っ端から池田屋です。
ある意味、新撰組が一番華やかだった時ですね。
そしてこれを機に、勇は月代を剃らなくなって惣髪に、土方さんは後髪の毛先をパッツリ揃えて前髪も薄めに(笑)
というわけで、耕史くんが束ねた髪を払う仕草を始めたのもこの頃からw
■山南さんの脱走&切腹
試衛館仲間の死の中で名実共に辛かったのが彼の死でしょう。
新撰組良識派、そして土方さんと相対する“仏”の部分を担っていたんですから。
彼がいなくなって“鬼(負)”の部分が大きく重くのしかかってくるんですよね。
歯止めが利かなくなったというか。
正しい作法に法った山南さんの切腹は本当に見事でした。
形ばかりの切腹が殆どだった中、死に装束の裃、介錯のタイミングなど細部に至るまでが完璧で、それがまた涙を誘いました。
それに明里との恋もステキだった。
鴨&お梅とは違う大人の関係。
窓越しの別れのシーンがカットされてたのは凄く残念。
勇&歳三の号泣シーンもカットされてた(涙)
■試衛館の年少組、平助&総司の友情はとても切なかった。
初めは剣才や恋で平助が総司を羨むばっかりだったけど、総司が癆?にかかってからはお互いに羨望しあったり励ましあったり。
油小路で試衛館仲間は皆、平助を逃がそうとするんだけど、断固として立ち向かっていった平助。
総司が言った「あいつはそんなに子どもじゃない!」っていうセリフもカットされてた、感動したのに(涙)
■源さん鳥羽伏見での死。
遠くの地で療養してた勇の元に源さんの幽霊が現れて語るシーンも良かった、カットされてるけど…。
アレだね、第三部は1番ディープで濃い内容が多いのに、時間は一部二部と同じ1時間15分。
話数の半分を占めている第三部なのに。
そのせいでいいシーンが悉くバッサリ。
時間配分ミスとしか言いようがありません。
2時間使ってもいいくらいの内容だよ?
甲陽鎮撫隊で左之と新八っつあんが袂を分かちます。
真面目で潔癖なところのある新八っつあんは我慢が出来なくなっちゃったんだよね。
それに便乗する形で左之も抜けて…。
新八っつあんは大正まで生きて享年は77歳。
新撰組を離れた後も思いはあって、墓を立てたり書物を遺したりしました。
左之は28歳の時に上野戦争で戦死したんだけど、後に満州馬賊の頭領になったとかって話も残ってて、真相は謎。
左之らしいけど(笑)
■試衛館仲間ではないけど斉藤は新八っつあんと同年に72歳で没、藤田五郎という名で警官をしてたのは有名。
オダギリくんの斉藤は斬新で面白かった。
根暗なんだけどコミカルというか、可愛い一面があったり。
後半、人を斬るのが嫌になって、でも自分には剣しかなくて…、っていう演技がとても切なくて良かった。
■そして、勇と土方さん今生の別れ。
これはもう言葉じゃ言い表せないね。
男の友情っていいなぁって思う。
何かの番組で言ってた、「近藤はアイドル、土方はプロデューサー」って。
勇のカリスマ性、それを生かす土方さん。
どちらが欠けても新撰組はここまで大きくならなかったし、後世でここまで人の心に残ったりはしなかったと思う。
上司で、部下で、親友で…。
勇が最期、「つね」でも「たま」でもなく「歳」と言った、その事が全てを物語ってます。
一方の土方さんも「ここで退いては近藤に会わせる顔がない」と最後の最後まで闘い抜いた。
あぁ、もう熱いですコイツら。
まさに“漢”です。
つられて私も男泣きで滂沱です(>△<)っっ
■ラスト、何故か2人のコルクを持っているみつさん。
土方さんの分は、まぁ、市村鉄之助が日野に持ち帰ったものの中にあった、という事でよしとしよう。
でも勇の分は?
確か板橋の新政府軍本陣においてきたよね?
あ、アレか?
あそこにいた家族が見つけて遺品として届けてくれたって事?
うん、そういうことにしとこう(笑)



新選組!を語る』
ドラマと私生活がリンクしていたっていうのは各種メディアで皆さんおっしゃってましたね。
っていうのも、三谷さんが役者さんの人となりを見た上でキャスティングして脚本を書いてるからなんだけど。
耕史くんとかマジでまとめ役だったらしいし。
スマステ新撰組SPのとき慎吾が言ってたもんね、「あー耕史くんがいたら皆をまとめてくれて飲みに行けたのに」って。
慎吾の携帯番号盗んだり、は土方キャラじゃないと思うが(笑)
うん、慎吾くん、「大河はスゴイ」ってことでNHKをヨイショしてよくまとめましたw
ところで最後、主題歌口ずさんでたの誰よ、太郎くん(笑)?